あっという間に今年も暑い夏を迎えてしまい、月日のスピードに怖れを感じます。今年1月にコラムページを追加しながら約7ヶ月サボってしまいました。
遊んでいた訳ではありませんが、言い訳無用です。
取り急ぎ、今年のこれまでをダイジェストでお知らせします。
回向院の恒例清長忌展覧会では、回向院の由緒ともなる明暦の大火、その大火の結果架橋された両国橋をテーマに取り上げました。架橋360年記念とのこと、5月11、12日と神田祭礼とぶつかる日程でしたが、蓋を開けてみれば2日間のべ1500名の例年通りの入場者で胸をなでおろしました。

【現在出品協力中の展覧会】
富山県水墨美術館開館20周年記念「幽霊と地獄」展　7月26日〜9月1日

【推奨する展覧会】
サントリー美術館（サントリー美術財団50周年）
「遊びの流儀　遊楽図の系譜」6月26日〜8月18日
流石にサントリー50周年記念とあって、日本中の遊楽図のオンパレードです。一度や二度見るには勿体ない布陣！

三井記念美術館
「日本の素朴絵　ゆるい、かわいい、たのしい美術」7月6日〜9月1日
まだ図録しか拝見していませんが、これは夏休み中に必見の展覧会です。

太田記念美術館
「異世界への誘い　妖怪・霊界・異界」8月2日〜8月28日
当店の入り口にあるチラシスタンドの人気No. 1。必ずなくなる太田のチラシ、努力しているのでしょうね。感服です。

すみだ北斎館
「フーリア美術館の北斎展」6月25日〜8月26日
驚きました。門外不出のフーリア美術館の北斎肉筆画が展示されるとのこと。よくみると「高精細複製画で綴る」とありました。
勿論北斎館所蔵のホンモノも出ていましたが、それは完成度の高い複製画でした。
実は私は今をさる25年程前にフーリア美術館の収蔵庫で北斎画約100点の実見させていただいております。その僅かな記憶もありまして、その細部にまで渡る、胡紛の剥落や表具の調子まで、ここまでやるかという感想です。キャノンさんが創ったそうですが、改め色々かんがえさせられます。
2019年8月1日